肩こり

肩こり

肩こりは手や腕をよく使うことによって起こります。眼の疲れから顔面や首の筋肉が硬くなり、肩や背中の筋肉にまで凝りが及ぶことが多いです。昔からある症状ですが、パソコンやスマートフォンなどが手放せない現代人ならでは症状ともいえるでしょう。
しかし単なる筋肉の使い痛みならともかく、他の内臓疾患が原因で起こっている肩こりの場合は慢性化しやすいです。特に肝臓などの疲れから肩こりが起こることが多く、ストレスの積み重ねやアルコールの摂り過ぎにも注意が必要です。

症状

首(前・側・後頸部)や肩(肩上部・肩甲間部)などの筋肉に硬さ、重だるさ、痛みなどが起こります。肩こりに続いて、頭・眼・耳・口などに様々な症状が現れやすくなります。

原因

長時間の手や腕を使った作業のほか、内臓の疾患からも肩こりが起こります。高血圧・低血圧症、肝臓・胆のう疾患、胃腸疾患、便秘、風邪の治癒後、歯痛、更年期障害、精神神経系疾患、外傷の後遺症、眼疾患、耳・鼻・咽喉疾患が原因になることもあります。

東洋医学の考え方

症状が現れている筋肉上を走行する経絡、その経絡を流れる気・血・水の不足から肩こりが起こると考えます。気・血・水が不足する原因としては、肝虚・脾虚・肺虚・腎虚または肝実が考えられます。

施術

肝虚・脾虚・肺虚・腎虚・肝実のいずれであるかを判断し、弱い部分を補う施術を行います。肝実がある場合はお血(「やまいだれ」に於)を取り除くため手足に施術します。その後、胸部・腹部・背部に施術します。必要に応じて患部への施術や運動鍼を行います。

(参考:日本鍼灸医学)

大阪 肥後橋
川西 雲雀丘花屋敷
柏原 高井田
Top